日本全国でノロウイルスが本格的に流行の兆しをみせています。
飲食店にとってノロウイルス食中毒を発生させてしまうことは、店舗の存続をも揺るがしかねない大きな問題です。感染力が非常に強く、完全な予防は難しいともいわれるノロウイルスですが、まずこれだけは必ず徹底してほしい飲食店における予防策を3つまとめました。
毎日、できれば一日に数回はトイレの清掃・消毒を徹底しましょう。嘔吐があった場合はその都度、清掃・消毒することが大切です。
飲食店内で最もノロウイルスが発生する場所=感染する場所=トイレ
トイレでの感染を防ぎ、トイレから調理場などへの持ち込みを防ぐために、まずはここを清潔に保てるよう徹底しましょう。
飲食店スタッフとしては当たり前ですが、いまいちど改めて全スタッフが徹底できているか確認しましょう。
ここでは、厚生労働省の衛生管理に関するガイドライン「大量調理施設衛生管理マニュアル」の手洗いに関する項目を記しておきます。
① 作業開始前及び用便後
② 汚染作業区域から非汚染作業区域に移動する場合
③ 食品に直接触れる作業にあたる直前
④ 生の食肉類、魚介類、卵殻等微生物の汚染源となるおそれのある食品等に触れた後、他の食品や器具等に触れる場合
⑤ 配膳の前
上記の場合、必ず流水・石けんによる手洗いによりしっかりと2回(その他の時には丁寧に1回)手指の洗浄及び消毒を行うこと。
使い捨て手袋を使用する場合にも、原則として上記の場合に交換を行うこと。
ノロウイルスに感染および感染の疑いがある場合は、出勤させないことがベストです。症状が治まっても菌は残っている場合もあるので、完治するまでは気を付けてください。
また本人が元気でも家族に感染者がいる場合も注意が必要です。
まずは出勤してきたスタッフの顔色や体調をよく観察すること、ヒアリングや検温など実施されている店舗もあります。またスタッフ自身から申告しやすい職場環境づくりも大切ですね。
カテゴリー : 衛生・清掃