インフルエンザやノロウィルスへの感染が騒がれてくる季節になりました。飲食店の経営において、店内でのインフルエンザ・ノロウィルスへの感染は大きな問題になりかねません。
そこで、発生してからでは遅すぎる、うがい手洗い・アルコール消毒以外にも!今すぐできる飲食店スタッフのインフルエンザ対策をご紹介します。
具合の悪いスタッフ・従業員は出勤させず、休ませて体調を万全にしてもらうこと。本人は元気だといっても風邪やインフルエンザの疑いがある場合も同じく出勤させないことが大切です。
咳をしていてもマスクを着用すれば大丈夫、という事はありません。食材の取り扱いはもちろん、咳をしている従業員やマスクのまま話す従業員に接客されるとお客様も良い気分にはなりません。
さらに従業員同士でも感染を防ぐ必要があります。多くのスタッフが休んでしまってお店が回らない、という状態にはならないように。
体調確認の方法として、出勤時のスタッフ本人に確認するだけでなく、「流行期間中は勤務前に熱を計る」「体調が悪いときに欠勤を言いやすい環境に整える」などの方法があります。
多数の人が行き来するホールフロアや、トイレは感染源となる菌(ウイルス)が多く潜んでいます。
同じエプロンのままホールから厨房へ入っていませんか?
厨房スタッフはエプロンを外さずトイレへ行っていませんか?
エプロン以外にも接客エリアと調理エリア共通で使用している備品の取り扱いにも注意してください。
調理場の換気扇は回っていても、それだけでは店内の換気は不十分です。定期的に窓や扉を開けて空気の入れ替えを行いましょう。
冬の寒い時期は暖房を入れっぱなし・窓・ドアも閉めっぱなしになりがちですが、お客様の少ない時間帯や「インフルエンザの対策に」とお客様に断わって実施してください。
必ず実施するために、一日のうちで換気をする時間を決めると効果的です。
手を洗ったあと、洗い物をしたあと、手に汚れがついたとき・・・ ついユニフォームで手を拭いてしまっていませんか?
それ、手に着いたウイルスを服へ塗りひろげる行為です!今すぐ止めてください!
理想は手拭き用に使い捨てのペーパーを準備しておくことです。消毒効果のある温風器もあると良いですね。また厨房やテーブルを拭くための布巾(ダスター)で拭くことも止めましょう。
まずは飲食店の従業員・スタッフが今すぐできるインフルエンザ対策をご紹介しました。
このほかにも嘔吐物の処理方法や、店舗内の除菌・消毒など対策はたくさんあります。正しい知識を持ち、お店でのインフルエンザ・ノロウィルスの感染を予防していきましょう。