飲食店にとって「集客」は常に考えなければいけないことの一つです。
売上を上げるためにも、リピーターになってもらうためにも、まずはお店に興味をもってもらうことが大事。
HPやSNSなどネット媒体での情報発信が当たり前のいま、あえて今回はアナログな集客方法をご紹介します。すぐに活用できるものもありますのでぜひ参考にしてください。
①ウエルカムボード
邪魔になりそうだからと置かないお店もありますが、店頭に置かれたウエルカムボードは新規のお客様の
目に留まりやすく、日替わりメニューなどの情報をより簡単にお客様に伝えることができます。
メニュー以外でも「本日お席すぐご案内できます」や「おつまみメニューあります!一杯いかがですか?」など一言添えると来店の後押しになっていいですね。
②コンセプトや強みを活かしたディスプレイ
あなたのお店のコンセプトは何ですか?強みは?
このお店にはどのような特徴があって、どのように食事時間を楽しむことができるのか、それらを店頭デ
ィスプレイで表現してください。お客様の目を留め、コンセプトが明確に伝わるディスプレイは来店に繋
がります。
ほかにも日替わりメニューや期間限定イベント情報など活用し、ディスプレイに変化をつけるのもよいで
しょう。
③クーポン・チラシ
来店いただいたお客様に次回割引クーポンを渡したり、近隣の家にチラシをポスティングしましょう。
チラシにクーポンがついているとお客様はすぐ捨てず、しばらく保管されやすい傾向があります。
ただし過度な割引や無料キャンペーンは一時的な集客しか見込めず、割引をしている時にしかお客様は来
店しなくなります。
④雨の日対策
雨の日に客足や売上が減ってしまうのはどの業界でもよくあることです。雨の中外出するのは億劫ですよ
ね。だからといって諦めることはありません。雨の日だからこそ来店したくなるような工夫をすれば客足
も維持できます。
例えば
・雨の日は全品〇%引き・ポイント〇倍などのサービス
・雨の日限定の特別メニューを作る
・入退店時の気遣い
などがあります。
⑤ポイントカード
導入しているお店も多いかと思いますが、どのくらいのお客様がそのカードを利用していますか?
ポイントは「貯めやすさ」と「新規客との差別化」です。
例えば、10回来店したら○○をサービス!とあってもよっぽど魅力がない限り同じお店を何度も利用しよ
うとは思いません。ゴールまでほど遠いカードを渡されても、ポイントを貯めようという気持ちにはなり
ません。
2回目の来店や誕生月に〇倍ポイントなど、次の来店を促すようなサービスがあることが大事です。
また、カードにもランクを作ることで(ポイントを全部貯めるとシルバー→ゴールド→プラチナなど)さ
らなる顧客の囲い込みも期待できます。
⑥情報誌・フリーペーパー
地域密着型の情報誌やフリーペーパーなどに掲載すれば地元の人たちに広く周知されます。
紙媒体は配布場所・配布期間・掲載できる情報量が限定されるなどデメリットもありますが、それらは逆
に「地域密着」「限定感」というメリットにもなります。ネット媒体が主流のいま、あえて紙媒体を好む
ターゲット層もいますし、新聞購読をしていない層にも届きやすいというメリットもあります。
⑦コラボ企画・イベント
自分たちだけで企画をしていては、やはりマンネリ化してしまいます。限定メニューや店舗イベントを行
うことで特定の顧客や新規客獲得に繋がります。
例えば
・ネームバリューのある食材を使用したフェア(北海道チーズフェアやパクチー祭りなど)
・特定分野のファンを呼び込むコラボメニュー
・アーティストの方(音楽関係やマジック)を呼んでイベント
などがあります。
⑧目玉メニューを作る
あなたのお店の目玉メニューは何ですか?どれも同じくらい人気があり、これといったものがないのであ
れば、この機会に目玉メニューを明確化しませんか?
最近であれば、見た目にインパクトのあるメニューが集客に繋がることもあります。チーズがトロ~っと
垂れていたり、華やかに盛り付けられていたり・・・思わず写真に撮りたくなる、写真を見て来店したく
なる、そんな品が一つでもあると集客率も大きく変わります。
⑨試食・試飲
繁華街や人通りがある場所に面した店舗であれば、新商品や期間限定メニューなどを店頭で試食・試飲す
るのも効果的です。その場では集客に繋がらなくてもお店の存在を知っていただくきっかけになり、来店
するか迷っているお客様の後押しにもなります。
いかがでしょうか?すぐに実行できる集客方法もいくつかご紹介しました。まずは気になったものから始めてみてください。
新たな集客方法に取り組むときは、期間を設定して実行→お客様の反応など効果検証することで、自分のお店に合う方法を見つけることができますよ。