飲食店を運営していると、雨の日はどうしても来客数が減ってしまいますか?
日本の降水日数(雨が降る日)は一年のうち約3分の1、週に2日は雨が降るという計算になります。そう考えると「今日は雨だから売上が落ちても仕方ない」なんて言っていられなくなりますね。
そこで今回は、雨の日にも来店数を減らさない対策・雨の日だからこそできる取り組みをご紹介します。
梅雨時期は、あらかじめ雨が降った日のみ使えるクーポンを配布しておくことでそのクーポンを利用するお客様の来店を見込みます。また雨の日に来店いただいたお客様へ「足元の悪い中ありがとう」と感謝の気持ちを込めてクーポンをお渡しし、次回来店を促す方法もあります。
雨の日にも来てくれるのは新規より既存のお客様が多くありませんか?それなら、雨の日だけの特別なメニューを出して、いつもとは違うお店の魅力を感じていただいてはどうでしょう。常連客だけの裏メニューのように、リピーターの心をぐっと掴めるかもしれません。
雨模様で店内全体がジメジメ、湿気がこもっているように感じることはありませんか?こまめに店内をチェックしながら換気をしたり、エアコンのドライ機能を使いましょう。
また気温が高いとはいえ、雨に濡れてこられたお客様はエアコンを寒いと感じられるかもしれません。温度設定と共に、暖かいおしぼりやブランケットの用意があると心遣いのできるお店としてファンになってもらえます。
雨が降ると入口に傘立てを準備されるお店は多くありますが、傘が乱雑に置かれて見た目も悪くなっていませんか?ビニール傘も多く、他のお客様が適当に(間違って)持って帰られて傘がなくなったというトラブルはありませんか?
このような状況はいくら料理が美味しくても、店内がきれいでも、お店には良くない印象が残ってしまいます。
解決の1つとして、傘袋を用意し席まで持ち込んでもらう方法があります。ただ席まで持っていくと置き場所がなく困ることもあります。そこで、テーブルごとに傘ホルダーや傘置き場の用意があると喜ばれます。
また入店されたお客様へ傘袋とタオルを一緒に手渡しされると、お客様への心遣いが伝わり満足度も上がりますね。
雨に濡れてこられたお客様へタオルの準備があると良いですね。それが手渡しで「雨の中ありがとうございます」など言葉を添えるとさらに喜ばれます。
また雨で濡れた床は滑りやすく危険です。特に入口周辺の床など、常に水気を拭き取っておくよう注意しましょう。
退店時には入口の外まで傘をさしてお見送りをしてはいかがでしょうか。お客様が車に乗るまで・傘をさされるまでなど雨に濡れないための気遣いです。
これらは全て「おもてなし」の心ですね。
どうすればお店を好きになってもらえるか・お客様の満足度を上げられるかを考えて工夫してみてください。
最後に、どうしても来客数が減ってしまう雨の日なら
・普段は忙しくて取り組めないお客様へのハガキを書いたり、メールを配信する
・一人にかけられる時間が多く取れるから、いつも以上にお客様との会話やコミュニケーションを増やす
など、それ以外の日に売上を上げるための施策をうつのも1つの方法です。