新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言に伴い、外出自粛や休業要請、営業時間短縮の要請が長引くなか、飲食店の経営は厳しい状況が続いています。緊急事態宣言や各要請が解除されたとしても、すぐ全面的に元通りとはいかないでしょう。おそらく今後は、その状況下でもお店・従業員・お客様を守りながら飲食店を続けていく術が求められます。
健康管理や消毒・清掃など感染拡大予防のための対策はいくつも公表されています。その中でも特によく言われる対策が「3密(密閉・密集・密接)を避けること」。飲食店において3密の状態を作らないためにできる方法の1つとして"換気"があります。しかし、食品を調理する厨房内や店舗の形状によっては扉や窓の開閉が難しかったり、換気量が少なくなってしまう場合もあります。
そのときに考えたいのが換気設備です。今回は環境省により公表されている『大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業』について情報を共有します。
飲食店など不特定多数の人が集まる場所での換気設備導入を支援するための補助金です。新型コロナウイルス感染症拡大の予防とともにCO2排出量の削減を目的とするため、補助対象は高機能換気設備などに絞られています。
※令和2年度補正予算案の成立によっては内容が変更される場合もあります。
30億円
※正式な金額は令和2年度補正予算案の成立後
高機能換気設備、空調設備等
※設備費用のほか工事費も含まれる見込み
① 中小企業が運営する不特定多数の人が利用する業務用施設(飲食店等) 補助率2/3
② ①以外のその他業務用施設 補助率1/2
中小企業が運営する不特定多数の人が利用する業務用施設(飲食店等)(補助率 2/3) ② ①以外のその他業務用施設(補助率1/2)
※記事作成時点では未定です。
出典:環境省ホームページ 大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/kobo/r02/mat-R02-HOSEI2-01.pdf
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