閑散期といわれる1月・2月に飲食店がとるべき行動とは

閑散期といわれる1月・2月に飲食店がとるべき行動とは

忘年会や新年会・冬休みシーズンが過ぎ、そろそろ落ち着きを取り戻す頃ですね。業態によって異なりますが、一般的に飲食店にとって閑散期といわれる1月・2月。そのような時期を乗り越えるために、飲食店がとるべき行動とはどのようなものがあるのでしょうか。


1月・2月に飲食店がとるべき行動とは

この期間、飲食店がとるべき行動として間違っているものはどれでしょう?

 

a. この時期を過ぎればまたお客様は来てくれるから今は何もしない

b. 1月・2月が閑散期にならないよういつも以上に広告・宣伝に力を入れる

c. 落ち着いているこの時期に次の繁忙期に向けた準備をしている


ゆっくりしている間に他の飲食店は…

a. この時期を過ぎればまたお客様は来てくれるから今は何もしない

これは間違いですよね。 

「春休み・歓送迎会シーズンになれば、放っておいてもお客様は来てくれる」そう勘違いしていませんか?この期間中に、他の飲食店はどんどん集客の工夫をし、閑散期など関係なく繁盛するお店に成長していたら、3月になってもあなたのお店にお客様は戻ってこないかもしれません。

 

これは間違いだと分かりやすかったですね。ただ文章でみて間違いと分かっていても、行動できていなければ同じことですよ。


広告・宣伝を実施して効果がでるまでの期間は…

b. 1月・2月が閑散期にならないよういつも以上に広告・宣伝に力を入れる

間違っていない、とは言いきれません。

閑散期を作らないための努力・工夫をすることは大切です。けれど、せっかく取り組んでも時期を間違えているともったいないですよね。

広告・宣伝による集客は、すぐに効果が出ない場合も多いです。1月・2月に集客するためには、11月頃から始めておくと良いと言われています。

 

ということで、正解はc.


お客様を「食べに行きたい!」と思わせる仕掛けがあれば…

c. 落ち着いているこの時期に次の繁忙期に向けた準備をしている

そうですね。今から次の繁忙期へ向けて準備しておくことは大切です。

繁忙期に入ったとき以前来てくれていたお客様を呼び戻し、新たなお客様もいただける集客ができていると売上にも繋がっていきます。

 

ただ、これを閑散期・繁忙期を問わず年間通して準備していけると飲食店運営の継続がスムーズになるでしょう。


閑散期・繁忙期には必ず理由があります。

例えば2月は寒くて外に出たくない、と考える人が多いでしょう。けれどその人たちは全く外出しないわけではありません。仕事や買い物など外出しなければいけない機会はあります。その機会が何なのか、時間帯や曜日はどうなのか、行動パターンに合わせた企画はいかがでしょう?またお店のキャンペーンが「寒くて家を出たくない」を上回る内容になれば良いのです。割引やクーポン、期間限定の旬のメニューなども良いですね。

 

お客様が「食べに行きたい!」と思う仕掛けがあれば必ず来店してくれます。閑散期なんて関係なくなるかもしれません。

お客様の行動パターン・ライフスタイルがそのヒントです。


カテゴリー :  売上・経費  集客・販促  経営

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